【絵本】「わらべうたであそびましょ!」さいとうしのぶ編・絵 親子でわらべうたの世界へダイブ!
編・絵: さいとうしのぶ
出版社: のら書店
出版年: 2013年
文の量: 見開き2ページごとに5行程度
ページ数: 全24ページ
こんな子にオススメ!
わらべうた、歌が好きな子
誰かと一緒に遊ぶのが好きな子
「あーそびましょ!」から気軽に始められるわらべうたの入門絵本
全7曲のわらべうたを、さいとうしのぶさんによる可愛い絵と共に紹介した絵本です。
あらすじ
たぁちゃんが鏡の前で1人遊びをしていたら、鏡の中から素敵な友達が飛び出してきた!
次から次に登場する動物やだるまさん達と一緒にわらべうたで「あーそーぼ」。
夢中で遊んでいたらお母さんの呼ぶ声が。
名残惜しいけど、「またいっしょにあそぼうね」。
子供の反応
息子(当時3歳)も娘(当時2歳)もしっかりハマりました。
「わらべうた」を扱っている絵本なので、あまり読む子を選ばずに楽しめるのだと思います。
「だるまさんだるまさん」や「げんこつやまのたぬきさん」などを声を張り上げて一緒に手遊びつきで歌ったのは、子育ての中でもとりわけ楽しい時間でした。
おすすめポイント
簡単なわらべうたを分かりやすいイラストと共に紹介している所です。
わらべうたがこどもの発達やコミュニケーション能力を伸ばすのに良いというのは有名ですが、どうやって始めたらいいか分からないというお父さんお母さんは多いのではないでしょうか。
自分が子供の頃遊んだ思い出があまりなかったり、歌うのが少し恥ずかしかったり。
そんな方におすすめなのがこの絵本です。
可愛いイラストが、歌の雰囲気をつかみやすくしてくれるので、自然にわらべうたの世界に入ることができます。
例えば、「だるまさんだるまさん」ならだるまさんが登場しますし、「なべなべ」ならおなべ(きちんと底も抜けてます)が歌ってくれます。
また、「いっぽんばし」や「げんこつやまのたぬきさん」など、手遊びを交えたわらべうたの場合は、1動作ごとの手元を分かりやすく描いてくれています。なので、読む人がその歌を全く知らなくても動作の流れが分かります。
わらべうたの良い所は、音程が多少あやふやでも「何となく」で一曲歌いきれる所です。この絵本の楽しげな雰囲気に後押ししてもらえば、読む人自体がわらべうた初体験でも勢いで歌いきれるのではないかと思います。
ただし、音程をきっちり知りたい場合のために、単音の楽譜も表紙の見返し部分に全て載っています。
電車やバスなどで子供がぐずりだしたり、外食で料理がなかなか来ない時など、すぐに始められるちょっとした遊びのレパートリーが多いと助かるものです。
わらべうたはすぐに始められて道具も何もいりませんので、いつでもどこでも子育ての力強い味方となってくれます。
是非この本を出発点として、知っているわらべうたを少しずつ増やしていってください。